更新日:2024年10月23日 | Shinya
外壁塗装を検討中の皆様へ。外壁塗装後の雨漏りは大きな悩みの一つですが、しっかりとした保証があれば安心して施工を進めることができます。
本記事では、保証の内容や期間、そして雨漏りに関するトラブルを回避するためのポイントを詳しく解説します。確実な施工と安心の保証で、あなたの大切な住まいを守りましょう。
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結論:外壁塗装で雨漏りは直らないし、保証もされません。
外壁塗装をするだけで雨漏りが止まるという誤解が多く存在します。しかし、雨漏りの原因は多岐にわたり、外壁塗装だけで解決するものではありません。専門的な調査と知識が必要となります。
最近、雨漏り修理の業者が増えていますが、中には知識を持たない業者も増えているため、業者選びには十分な注意が必要です。
塗装業者と雨漏り修理の技術は異なるものなので、外壁塗装は雨漏りを直すものではなく、雨漏りの原因となる外壁や屋根の劣化を遅くするものです。ゆえに、雨漏り自体を保証することは通常ありません。
- 外壁塗装は雨漏りの全ての解決策ではない
- ただの外壁塗装で雨漏りが止まるわけではない。
- 雨漏りの原因は多岐にわたる
- 外壁だけが原因とは限らない。サッシや屋根も考慮(こうりょ)する必要があります。
- 専門的な調査が必要
- 散水調査など、しっかりとした方法で原因を特定することが大切。
- 屋根の塗装も同じ考え方
- 屋根の塗装だけで雨漏りが止まるわけではない。二次防水のアスファルトルーフィングがキーとなる。
- 雨漏り修理業者の増加
- 業者が増えているが、全ての業者が信頼できるわけではない。知識を持たない業者も存在します。
- 業者選びの注意
- しっかりとした業者を選び、雨漏りの原因を確実に特定してもらうことが重要。
外壁塗装の保証、具体的には何が含まれる?
外壁塗装を検討する際、保証は非常に重要な要素となります。それぞれの保証には特徴があり、それぞれの保証がどのような場面で役立つのかを理解することで、安心して外壁塗装を依頼することができます。
- 製品保証:これは、塗料や材料そのものの品質を保証するものです。もし、塗料に初期不良があった場合や、正しく使用しているのに不具合が発生した場合、この製品保証が適用されます。これにより、不具合がすぐに修正されることが期待できます。
- 施工保証:塗装業者が提供する保証で、施工の品質を保証します。塗装が剥がれたり、色あせが早く起きたりする場合、この施工保証が適用されることが多いです。保証期間や内容は、業者や使用する塗料によって異なるので、契約前にしっかりと確認することが大切です。
- メーカー保証:塗料メーカーが提供する保証です。この保証は、塗料だけでなく、塗料を使用した正しい施工方法や加工にも適用されます。これにより、塗料の品質だけでなく、施工の品質も保証されることが期待できます。
まず、どの保証を発行しているのは誰なのか?をしっかりと捉えるようにしましょう。大手メーカーが販売している塗料を使用している場合は、およそ塗料に大きな問題があることはまれであると考えるため、およそは、施工保証が適用されてきます。いわゆる、「塗り方」に間違いがなかったか?ということです。
よくある「保証」の間違った理解
外壁塗装の「保証」には、ちょっとした注意点があります。たとえ「工事保証10年」と書かれていても、実際に保証されるのは「塗膜」の剥がれだけ。外壁の鉄部や木部などは保証されません。また、ひび割れが発生しても、それが塗装のせいかどうかは一概には言えません。
- 「工事保証」は主に塗膜の剥がれだけを指す
- 外壁の鉄部や木部は保証対象外
- ひび割れの原因は、塗装だけでなく他の要因も考えられる
何か問題が発生した場合は、本当にその外壁塗装業者の問題で起こったことなのか?を証明する必要が出てきます。最初から問題があった家に塗装したのか?塗装したら起こった問題なのか?となります。
ひびや傷があることがわかっていた場合は、その箇所の写真を取っておく必要があります。また、問題がない箇所も写真に撮っておくことで、施工後に問題があった場合も指摘することができるでしょう。
ただし、塗った箇所の塗料に問題があった場合のみ、保証されるケースがほとんどであるため、しっかりと保証書を契約前に確認しておく必要があります。
保証期間の違い
外壁塗装を行う際、保証期間は非常に大切な要素となります。しかし、単に期間が長いからといって、その保証がしっかりと実施されるわけではありません。保証期間の長さだけでなく、その内容や実際の施工品質も考慮する必要があります。
施工ミスであっても、塗料の保証が切れていた場合は、保証対象外となります。その塗料の耐用年数をしっかりと把握しておく必要があります。
- 塗料の耐用年数と保証期間:使用する塗料の種類によって、耐用年数が異なります。例えば、シリコン塗料は一般的に3~5年の耐用年数があり、それに合わせた保証期間が設定されます。一方、無機やフッ素塗料は、7~10年の耐用年数が期待されるため、その期間に合わせた保証が提供されることが多いです。
- 自社保証の期間:多くの塗装業者が提供する自社保証は、3年、5年、10年という期間が主流となっています。この期間は、業者の信頼性や施工品質を示すものとなります。
- 長期間の保証についての注意:20年や30年といった長期間の保証は、一見魅力的に思えますが、実際には形だけのケースも少なくありません。特に、塗料の耐用年数を超えるような長期間の保証は、再塗装が必要となる可能性が高いです。そのため、保証期間だけでなく、実際の保証内容や施工品質をしっかりと確認することが大切です。
保証期間が長いから安心としていたとしても、施工保証のことで、塗料や他のものは保証期間外となった場合は、保証されません。また、保証されたとしても、どの部分が保証対象となりいくらかかってくるのか?(例:足場代は別途支払いが必要)を確認しましょう。
保証に関するトラブル事例を知って、失敗を避けよう
外壁塗装を行う際、保証は大きな安心材料となります。しかし、実際には保証に関するトラブルが発生することも。このセクションでは、よくあるトラブル事例を紹介し、皆さんが同じ失敗を繰り返さないようにアドバイスします。
トラブル①:「保証書がない!」
口頭での約束だけを信じてしまうと、後で大きなトラブルになる可能性があります。実際に保証書を手に入れることで、万が一の時に安心して対応してもらえるのです。
- 「保証付き」と言われても、口頭の約束だけでは不十分。
- 保証書がないと、後でトラブルが起きた時に証拠がなくなる。
- 保証書を渡さない業者は存在するので、契約前にしっかり確認。
- 保証書を必ず受け取ること。もし渡されない場合は、その業者との契約を再考する価値あり。
外壁塗装を依頼する際は、口頭の約束だけでなく、しっかりとした保証書を受け取ることを忘れずに。外壁塗装は比較的長い時間かけて行われます。その間、家の中で過ごすと窮屈だと感じ、「早く終わってほしいな」と思うこともしばしば起こります。
そんな中、やっと終わったと思い、保証書の受け取りを忘れてしまったり、保証書自体の確認を怠ったりすると、保証書がない状態になりますので注意が必要です。
トラブル②:「施工の問題が保証外だった」
外壁塗装を行う際、保証は大切な要素の一つです。「工事保証10年」がついていると安心しても、実際の保証内容を確認しないと後で驚くことがあります。特に、ひび割れのような問題が発生した場合、保証対象外であることが多いのです。これは、ひび割れの原因が多岐にわたるため、一概に塗装の問題とは言えないからです。
- 保証書は受け取るだけでなく、中身を確認することが大切。
- ひび割れなど、保証対象外の項目を特に注意深く確認する。
- 保証内容に疑問や不明点があれば、施工店に詳しく説明を求める。
- 保証対象外の理由も、施工店からしっかりと理解する。
外壁塗装を依頼する際は、保証書の詳細をしっかりと確認し、疑問点や不明点は施工店に質問して理解を深めることが大切です。
雨漏りが保証されるかどうかは、この内容を確認することになります。契約し、工事が終わった後に保証内容を確認しても遅いのです。保証書の雛形をあらかじめ見せてくれる外壁塗装の会社は少ないです。
自分から働きかけて見せてもらうようにしましょう。
トラブル③:「業者がなくなって、保証もなくなった」
外壁塗装をする際、保証は安心のための大切な要素です。施工店が突然倒産してしまうと、保証が無効になってしまうことも。そんな時に頼りになるのが「第三者保証」です。これは施工店とは別の団体や組合が提供する保証で、施工店が倒産しても安心して修繕を受けられます。
- 施工店が倒産すると、保証が無効になることも。
- 「第三者保証」は施工店とは別の団体が提供する保証。
- 第三者保証には「JIOリフォーム瑕疵保険」などがある。
- 施工店が倒産しても、第三者保証があれば安心。
外壁塗装をする際は、施工店の保証だけでなく「第三者保証」も確認して、より安心を得ることが大切です。ただし、追加費用などの問題で二の足を踏む方もいるようです。
第三者保証を考えるよりは、しっかりとその施工業者が信頼のおける業者なのか?を確認してから契約するようにしましょう。インターネット上で多くのレビューがあるかもしれません。あるいは、以前施工を受けた方と話ができるのであれば、信頼性も高まります。
ただし、倒産するかどうかは誰にもわかりません。保証を考えるよりは、施工の質を確認する方が安全と言えます。
契約する前に!保証のポイントをチェック
外壁塗装を行う際の契約は、一生に数回の大きな投資の一つです。そのため、契約前に保証内容をしっかりと理解し、後悔しない選択をすることが大切です。
外壁塗装を検討する際、保証内容は非常に重要です。適切な業者を選ぶための保証チェックリストをご紹介します。このリストを参考に、安心して外壁塗装を進めてください。
契約してから保証内容を確認してからでは遅いです。あとで後悔しないようにしましょう。
- 保証期間内の対応内容や速度を確認する(〇〇日以内など)
- 外壁塗装後の雨漏りに関する保証があるかを確認する(通常は含まれない)
- 保証内容が書かれた書類を受け取ることを確認する
- 使用する塗料に関する保証内容を確認する
- 保証内容の詳細や例外事項を確認する
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まとめ:外壁塗装で雨漏りは保証される?
外壁塗装を検討する際、多くの方が雨漏りに関する保証が気になるポイントとなります。結論として、外壁塗装をして、雨漏りが発生した場合、通常雨漏りの保証は発生しません。この場合は、自費出直す必要があるようになる可能性が高いです。
外壁塗装は、家の美観を保つだけでなく、雨風から家を守る役割も果たしています。しかし、外壁塗装が完璧であっても雨漏りのリスクはゼロではありません。外壁塗装自体が雨漏りを完全に防ぐものではないと理解することが大切です。
雨漏りに関する保証内容は、業者や使用する塗料によって異なります。契約前に保証内容をしっかりと確認し、自分の期待に合った業者を選ぶことが重要です。
もし外壁塗装後に雨漏りが発生した場合、保証期間内であれば業者が相談には乗ってくれるはずです。しかし、その対応内容や速度は業者によって異なります。
保証期間内の対応内容や速度を事前に確認し、安心して任せられる業者を選ぶことが大切です。また、保証内容や期間をしっかりと確認することは大切ですが、もっと大切なことはその業者の施工の質です。塗装技能士の資格を持っている人が施工してくれればより安心できるものになります。
結論として、雨漏りは通常外壁塗装では保証されません。たとえ、外壁塗装で雨漏りが発生したとしても、証拠が必要であり、証拠が揃った時点で、「家に損害を与えた」として別の訴えになります。
そのような泥沼な状態にならないように、施工事例を隅々まで見て、どんな職人に施工してもらうのが良いか?を考えておくと良いでしょう。
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外壁塗装の選択は、単なる色やデザインの問題だけではありません。それは、あなたの大切な住まいを保護し、長持ちさせる重要な要素です。私は、10年以上の経験を持つ外壁塗装の専門家として、多くの塗装プロジェクトと製品を比較・分析してきました。このサイトでは、私が蓄積してきた知識をもとに、外壁塗装に関する様々な情報を客観的かつ専門的な視点で比較し、あなたの判断をサポートします。塗料の種類、塗装業者の選び方、費用と品質のバランス、メンテナンス方法など、外壁塗装に関するあらゆる疑問にお答えします。私たちと一緒に、最適な外壁塗装を見つけ、あなたの住まいを長く美しく保ちましょう。